サラリーマンの場合、ある程度毎月の給料というのは決まっていますので、その中でいかに資産形成にお金をつぎ込めるか?が鍵となります。
入ってくる収入と支出がイコールではいつまで経っても、おカネは増えません。
それどころか、ローンに追われていたりすると、さらに資産形成のハードルは上がってしまいます。
・現状カツカツで貯金、投資資金なんて無いよ。
・投資をしてるけど、元手をもっと増やしたい。
・やりたいことを極力我慢せずに、貯金、投資資金を確保したい。
そんなあなたのお役に立てれば幸いです。
でも、どうやって??
「固定費の削減」と「普段の消費行動の見直し」で、資産形成のための元手を増やしていきましょう。
ややボリュームがあるので2回に分けて。
今回はPart1として「固定費の削減」について見ていきたいと思います。
方法はざっくり以下の通りです。
・電気代、ガス代は今まで通り?
・保険は、安心のためになんでも入っておく?
・クルマはホントに必要?
・クルマを持つなら、今一度かかる費用で節約は?
・節税、まずは「ふるさと納税」から。
・ほんとに払う価値ある?その会費。
目次
節約術 Part1 ~固定費削減編~
固定費の削減
毎月、毎年、など同様のスパンで必要になる固定費を削減できれば、自由になるおカネが増えますね。
<固定費削減できることのメリット>
・いちど固定費を削減すれば、半永久的にコスト削減となる。
・いちど固定費を削減すれば、本人の努力、手間、工夫などの必要がない。(定期的な見直しは必要)
<光熱費>
<電気代、ガス代>
すでに自由化されて久しいですが、適切な会社、適切なプランを選択することで、年間5,000円~1万円程度コストを削減することができる可能性があります。
また、電気と光通信など、二つ以上のサービスを組み合わせて、さらに割安にしているプランなどもあるので、活用できればさらにコストダウンが計れます。
<水道代>
水道代に関しては、自由化はされてませんので、節水、お風呂の水を洗濯に使うなどの工夫があります。
節水シャワー、節水蛇口に変える、お風呂の水を洗濯に使う、このあたりの作業が面倒でなければ行うのは良いと思いますが、効果の程はそこまで大きくないのが現状でしょう。
ただ、地球のためにも「水をムダ遣いしない」という姿勢は大事ですので心掛けたいものです。
<保険関連>
保険代は払い続けることを考えると、すさまじいコストとなります。
「不安だから。安心料として。」というのも分からなくはないですが、「よくわからない」ままに高額な保険料を払い続けているなら、おカネをどぶに捨てているようなもの。
<例として>
・20代~30代独身の生命保険、受取人は親。亡くなる確率はゼロではないですが・・。自分がなんとしても生き抜く姿勢でいるほうが親孝行。
・高額な医療保険など。公的な「高額療養費医療制度」の存在を念頭に入れてから本当にそこまでの保障が考える必要あり。
高額療養費制度についてはコチラに記事書いています。
高額療養費制度
・外貨建て保険など。内容、リスク分かった上ならいいですが。「なんとなく良さそう」でやるものではない。
投資は投資で勉強して行うのが効率、効果も良い。
もちろん保険という保険すべていらない、と言っているわけではありません。
火災保険は万が一を考えたら安いものですし、次項でも書きますが、クルマに乗る際の任意保険も入っておかないと、人身事故を起こしてしまった際に、とうてい払いきれないほどの賠償額を請求されることも考えられます。
だからこそ、必要な保険にはしっかり入り、いらない保険にムダにおカネをかけないように、メリハリをつけていくのが良いでしょう。
<クルマ関連費用>
クルマに関しては、正直持つだけでおカネはポンポン出ていきますね。
コストと利便性の比較、住んでいる場所の状況や家族構成など、もろもろ比較の上で「いらないかも。」と思うのなら、思い切って手放すのもアリですね。
必要なときは、レンタカー、またはカーシェアを利用することでコストは劇的に減らせます。
ただ、趣味や、家族の利便性、住んでいるところの状況から「クルマがないと生きていけない。」という人も沢山いらっしゃいます。
以下の項目は、クルマの種類や、乗っている人の属性によりますが、できるだけ支出を抑える方向で考えてみましょう。
・車検(整備)代
・任意保険代
・ガソリン代
・カーローン代
・高速道路代
<車検(整備)代>
内訳としては、大きく3つ(①法定費用、②車検代行手数料、③整備代(部品代含む)料金)に分かれます。
①法定費用
自動車重量税と自動車税(軽自動車税)の2つです。
税額は排気量、車重、経過年数、エコカー減税の有無などにより決まります。
税額を抑える方法は、税額のなるべくかからないクルマを選ぶのが基本になります。
クルマにこだわりがなければ、以上の点を踏まえて選べばよいですが、ある程度自分の好きなクルマに乗りたければ、税額には目をつむるしかありません。
わたしは思い切り目をつむってRV車に乗ってます。。
②車検代行手数料
車検を自分で行わないなら、代行の手数料がかかります。
相場としては10,000円~15,000円程度です。
自分で車検場に持ち込めば(ユーザー車検)、この費用はかかりませんが、平日かつ時間と労力を使うことと先の代行料を天秤にかけたとき、どう判断するかですね。
③整備・点検代
ピンキリですが、費用はディーラー>カー用品店>整備工場、ガソリンスタンド>車検専門店の順になります。
大きな修理、部品交換が必要になりそうであれば、先に修理、交換しておくことで、車検時の負担が大きくならずにすみます。
あらかじめ、クルマの維持費は年間で、どれくらいかかるか、いつ出費が必要になるかは把握しておくことで、計画的に焦らず支払いしていけますね。
また12か月ごとの法定点検、行っていない人もいるんじゃないでしょうか。
罰則がないから、とタカをくくってはいけません。
最低でも1年に1度くらいは人間と同じで健康診断して、悪いところは直しておくようにしておかないと、車検の際にツケが回ってきて大きな出費になりかねません。
<任意保険代>
クルマの保険は内容によって、保険料が違ってきますね。
特に車両保険は、新車時につけたいのは理解できますが、ある程度の年月が経ったら、さすがに必要ないでしょう。
補償金額も、人身対物無制限にするほかは最低限で問題ないでしょう。
また、一度クルマに乗らなくなって、保険を辞めたとしても5年間は同じ等級から再びスタートできることは覚えておきましょう。家族であれば引き継げます。
またネット保険で相見積もりをとることは言わずもがな、コスト削減に有効です。
<ガソリン代>
ガソリンに関しては、ハイオク>レギュラー>軽油の順で高いのはご存じのとおり。
各ガソリン会社が提携しているクレジットカードにすれば、リッターあたり2~5円程度安く入れられたりもします。
また楽天ポイント会員や、Tポイント会員での割引もあります。こちらも馬鹿にならず、提携クレジットカードと同等の割引率になっている場合もあります。
また乗り方次第でも燃費は変わってきますから、回転数上げ過ぎずに、エコなドライブが〇ですね。
<カーローン代>
クルマは一括で買わない限り、クレジットで月々の支払いが生じます。
支払い方法は、購入時に決定しますので、途中からどうこうは出来ませんね。
*残債一括で支払えば、いくらか金利分が戻ってきます。
金利は低さでいえば、銀行<クレジットですが、銀行のほうが手間がかかります。
クルマのクレジットについては、また後日詳細に記事にしたいと思います。
<高速道路代>
ETCマイレージサービスは登録されてますでしょうか?
こちらも一度登録すれば、そのあとに行うことは特にありません。
ポイントが一定額貯まったら、勝手に5000円分還元してくれたりしますので、高速道路をよく使う方は登録しないとソンですね。
まだ登録していないという方は、ETC車載器の管理番号(19桁)とETCカードを準備して、郵送およびインターネットで登録できます。いたってカンタンな手続きです。
ETCマイレージサービスHPはこちら
https://www.smile-etc.jp/
<税金関連>
とくにサラリーマンの場合、節税が難しいですね。給料が入る前にがっつり、しっかりと徴収されてしまいますから。。
できる手立ての最有力はやはり、「ふるさと納税」
所得税、または住民税が安くなります。これだけはやらないと「本当にソン」
こちらの記事群を参照いただければ幸いです。
<年会費・月会費関連>
使っていないクレジットカードの年会費⇒すぐに解約しましょう。
全然通えてないスポーツクラブの年会費⇒これも今すぐ解約しましょう。
場合によっては公共の施設で、その都度払いのジムに変更しましょう。
会費垂れ流しにするということは、おそらく他の節約も無頓着になりがちでは?
ムダ遣いは自分に対して許さない!態度で臨みましょう!
まとめ
・電気、ガス代は自由化されてるのでお得な会社をえらぶ。
・保険は、火災保険、クルマの任意保険など必要最低限に絞りこむ。
・クルマはもたない選択肢もあり?レンタル、カーシェアの活用。
・ガソリン代はお得なクレジットカードやポイント会員を活用。
・高速道路はETCマイレージ登録を。
・節税、「ふるさと納税」はやらないとソン。
・年会費、月会費、ムダに払っていないかチェック。